世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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沖ノ島の奉献品

  • 滑石製舟形/
名称 滑石製舟形
種類
遺構名 1号・4号遺跡出土
指定区分 国宝
時代(実時代) 8~9世紀
法量 長9.6~(23.0)cm
説明 柔らかい滑石で人や馬、舟をかたどった人形・舟形・馬形を滑石製形代という。8世紀以降の沖ノ島祭祀で主体となった奉献品である。厚みのある滑石板で舟を立体的にかたどった舟形は、端部を尖らせたり切り落としたりして舳や艫を表現し、下面は丸みを持たせて舟底に、上面は窪みや溝を入れて舟室としている。人形・舟形ともに、忠実に模造したものから、かなり簡略化したものまで、表現は多岐に及ぶ。舟形の数が圧倒的に多く、海神への祭祀に相応しいといえよう。