世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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沖ノ島の奉献品

  • 滑石製馬形/
名称 滑石製馬形
種類
遺構名 1号・4号遺跡出土
指定区分 国宝
時代(実時代) 8~9世紀
法量 長6.5~19.2cm
説明 神が降臨する際の乗り物とされる馬、それを横向きからかたどったものが馬形である。人形とともに、神を和ませる意味合いをもつ。滑石板を横に用いて、上下に切込みをいれて頭部と胴部を表現している。四本の脚を省略する特徴があり、背中に二つの突起で鞍を表現した「飾馬形」と鞍のない「裸馬形」がある。目を刻んで丁寧につくるものもあれば、棒状で雑なものもある。宗像市大島の御嶽山山頂にある大島御嶽山遺跡から、沖ノ島出土品と同時期で、等しい型式の滑石製馬形をはじめ人形・舟形・円板・臼玉が出土しており、古代の沖ノ島祭祀と大島御嶽山山頂の祭祀との関連性、連動の様子が注目されている。