世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 石造狛犬一対/
  • 石造狛犬一対/
名称 石造狛犬一対
種別 彫刻
所在地
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期 中国・南宋時代
説明 子獅子を抱く阿形、玉を持つ吽形の狛犬一対で、各々一塊の石灰岩から台座ごと掘り出された美しい作品である。彫刻技術や唐獅子の形状から南宋からの渡来品と考えられ、鎌倉時代前期の宗像大宮司家の南宋との交流を示す資料のひとつである。阿形、吽形ともに背中に「奉施入宗像宮第三御前宝前、建仁元年辛酉藤原支房」という銘が彫り込まれていて、建仁元年(1201)に宗像大社第三宮に奉納されたことがわかる。奉納者についての関連史料がなく詳細は不明であるが、宗像大社に所縁のある人物であることは疑いなく、大宮司家一族あるいは宗像に地縁のある人物で、南宋交易に関わっていた大宰府政庁の役人であったかもしれない。
法量・規模・面積 高60.0cm
所蔵 宗像大社所蔵
参考文献 宗像大社文化財管理局編2017『宗像大社神宝目録』P48
図録ページ 48