世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 在自天満宮(天降天神、風降天神)(あらじてんまんぐう)
    種別 神社
    所在地 天降天神・福津市須多田511、風降天神・福津市大石422
    概要 【宗像神社史】
    吉野期神事目録、十二月二十日の條に「在自天神宮」の祭礼のことが見え、慶安神事次第の十二月二十日の條には、「在自社、心経供養。拍子合アリ。有粥」とある。在自に隣る津屋崎町大字須多田字下ノ口に天降天神社(舊村社。祭神少彦名神)同町大字大石字沖に風降天神社(舊村社。祭神埴安神・少彦名神・保食神)がある。
    続風土記附録・同拾遺には、ともにこれを天守天神社といひ、在自村の巫女がこれに奉祀すると見えてゐる。在自天神宮とは、これをいふのではなからうか。現今、天降天神社の祭日は1月27日、9月27日。社殿は本殿・拝殿。境内2,043坪。氏子35戸。風降天神社の例祭は、1月20日。社殿は本殿・幣殿・拝殿。境内420坪。氏子は30戸である。
    【神社帳】
    天降天神社、由緒不詳。明治5年11月3日村社ニ被定。例祭8月・9月、27日。
    風降天神社、由緒不詳。再建明治7年甲戌年7月。明治5年11月3日村社ニ被定。例祭1月20日、9月27日。
    現況=天降天神社は先に記した通り、津屋崎町指定の古墳遺跡地として保護されている境内地である。前方後円墳を本殿聖地として祀り、前に石祠の建つ造りである。風降天神社は、大字大石の皆家山手奥に境内地をもっている。字沖に鎮座されている社である。小型本殿・拝殿であるが境内は立派に整備され一の鳥居扁額には「天守天神宮」と刻られ、二の鳥居には「風降天神社」の額が上がっている。拝殿に昇殿して見ると正面に「風降天神社」対面して、入口昇殿上に「天守天神宮」の神号扁額が上げられていた。またこの風降天神社境内も、古墳の様な神域である。特に本殿奥の小高き丘は後円墳の様である。
    旧社格
    祭神 (天降天神社)少彦名神 (風降天神社)垣安神・少彦名神・保食神
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3