日本全国の宗像神社・関連スポット
件名 |
十所王子社(日吉神社) |
種別 |
神社 |
所在地 |
福岡県福津市内殿125 |
概要 |
当社ハ宗像七拾五社一也。宗像末社ニ十所王子社ト有リ。往古ハ村ノ北樽木ト云処ニ鎮座成シカ、其舊跡残レリ、慶長年間、黒田家ヨリ営繕有シ由。又享保年中二十社王子ノ号ヲ改、山王神社ト称ス。明一新ニ付、山王ノ号ヲ改メ、日吉神社ト改称ス。往古宗像盛ル時ハ、年中六度祭典厳重成シカ、今ハ村民形計リ祭祀ス。明治五年十一月三日村社ニ破定。昭和三年十一月九日神饌幣帛料供進指定済。例祭九月十七、十八日。 境内神社 四社 ・須賀神社(素盞鳴命)由緒 宗像末社記ニ猿王子大明神ト有リ。則百八神ノ一也。此社ノ事成ヘシ。 ・天神社(菅原神)由緒不詳。 ・貴殿社(大己貴神)由緒不詳。 ・疫神社(八十柱津日神・神直日神)由緒不詳。
〔宗像神社史〕十所王子社(日吉神社)大字内殿字笑尺 御縁起に百八社の一つとして「十所王子」と見え、正平年中行事に、七十五社の一つとして「内殿十所王子社」と、同神事の條に、「十所王子社、正月朔日節供神事、三月三日節供神事、五月五日節供神事、七月七日節供神事、九月九日節供神事」と見え、吉野期神事目録、九月御九日祭の條に、「内殿十所王子、廿三日」とある。 延宝末社帳には、「十所王子 建御名方命」とある。続風土記には「内殿村神社、十社王子大明神あり。國常立尊・瓊々杵尊。此外三神は、神名未詳と云。」とある。 同附録内殿村の條には、「十社大明神社ワライジャク、神殿方一間、拝殿二間・三間、祭礼九月十八日、奉祀尾形出羽。産神也。祭る所、田心姫命・湍津姫命・市杵嶋姫命・正哉吾勝尊・天津彦根命・櫲樟日命・天穂日命・活津彦根命・素戔嗚尊・建御名方命也。」といひ、同拾遺にも、同村の笑尺にある十社王子大明神がこれで、「宗像七十五社の其一也。」としている。 明細帳によれば、上西郷村大字内殿字笑尺鎮座の日吉神社(村社)を是とし、往古は村の北の北樽木といふところにあり、舊跡を存するといふ。享保年中に十社王子の名を山王神社と改め、さらに明治維新の際、日吉神社と改めたといふ。例祭、九月十七・十八日とする。現今の例祭は十月十八日。社殿、本殿(流造)・幣殿・拝殿・社務所。境内七三五坪。氏子は四五〇戸である。 〔筑前続風土記拾遺〕十社王子大明神社 笑尺に在。闔村の産神にて、宗像七十五社の其一なり。宗像宮末社記に、十所王子社、正月朔日節供神事、三月三日節供神事、五月五日節供神事、七月七日節供神事、九月九日節供神事と有。今は九月十八日祭礼流鏑馬有。所祭神異説区々にして定かたし。 ○本編云、國常立尊・大己貴尊・神皇魂尊・正哉吾勝尊・國狭槌尊・伊弉册尊・瓊々杵尊・此外之神は神名不詳。 ○続風土記附録日、田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命・正哉吾勝尊・天津彦根命・櫲樟日命・天穂日命・活津彦根命・素戔嗚尊・建御名方命也。 ○或記日、十社大明神、所祭 素戔嗚尊・稲田姫・ 三女五男也。 相殿に猿王子あり。是又宗像百八神の其一なり。宗像宮末社記に、猿王子社、又猿王子大明神、九月九日神事なとゝ見へたり。本編に猿田彦(祝氏の説には大己貴命)也といふ。尾形氏奉祀す。此村始は官道の北上西郷村の近き辺にありしを、近古人家を今の本村に移す時、此社をも此地に遷座ならしむといふ。其舊跡今も古内殿にあり。民家も六戸あり。さらに享保年中に、十社の号を改めて、今は山王神社と称す。唐 壹面、晶玉経八分一顆ありて、神宝とす。何の時誰人の納しといふ事をしらず。慶長年中再建の棟札あり。 現況 内殿のと云う地は、現在の福間町内にあって、一番昔の風景をのこしている農村落であると思う。少し南方に九州自動車道が走り、北側に国道3号線が通る地形にあって、良く造成化する事なく、田・畑が守られている。好還境地の産神の神域である。美しく清掃され、四季の中に立派に守られている。 |
旧社格 |
旧村社 |
祭神 |
宗像三柱神・建御名方命・天津彦根命・正哉吾勝命・素盞鳴命・熊野樟日命・天穂日命・大己貴命・活津彦根命 |
時期 |
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特記事項 |
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出典・参考文献・HP |
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関係論文1 |
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関係論文2 |
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関係論文3 |
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