世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 辻原若宮(辻八幡宮)(つじばるわかみや)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市江口1284
    概要 丸山村南ニ有産神ナリ。辻八幡ト称ス。所祭應神天皇・今宮明神・武内大臣ナリ。今ハ大鷦鷯命一神ヲ祭。
    此社ハ宗像七十五社ノ其一ニシテ、昔ハ是ヨリ南十三町計辻原又ハ八幡山ト云所アリ。故ニ社号トナレリ。寛文ノ初、今ノ地ニ移セリ。
    宗像宮末社記ニ辻原明神、正月朔日、三月三日、五月五日、九月九日神事ト有リ。今ハ九月廿三日ヲ以テ例祭トス。明治五年十一月三日村社ニ被定。昭和二年九月十日神幣帛料供進指定済。
    境内神社五社
    ・豊受神社(豊受大神・高龗神)由緒不詳、字皐月ヨリ移転
    ・蛭子神社(蛭子神・火産霊神)由緒不詳、字皐月ヨリ移転
    ・須賀神社(素盞鳴命)由緒不詳、字皐月ヨリ移転
    ・大日霊神社(大日霊大神)由緒不詳、字皐月ヨリ移転
    ・皐月神社(瀬織津姫命・宗像三柱神・速秋津姫命・神功皇后)
    祭神瀬織津姫命・宗像三女神・速秋津姫命ハ(無)皐月神社トシテ、大字江口字サツキニ祭祀アリ。古ヘ田島字宗像宮・頓宮地ニシテ、五月五日大祭アリ。
    又、祭神神功皇后ハ大字江口字原ニ(無)原神社トシテ祭祀アリシヲ、大正十四年四月一日許可ヲ得テ合祀ス。
    〔宗像神社史〕 辻原若宮(辻八幡宮) 大字江口字皐月
    御縁起に百八社の一つとして「辻原若宮」と見え、正平年中行事に、七十五社の一つとして「辻原社」、同神事の條に、「辻原明神、正月朔日神事、同佛事、仁王講、三月三日神事、同佛事、五月五日神事、同佛事、九月九日神事、同佛事」と見え、吉野期神事目録、九月御九日祭の條に、「辻原若宮廿三日」とある。延宝末社帳には「辻原若宮江口村ノ内ニ在リ。仁徳天皇・大鷦鷯尊」と記している。
    〔続風土記附録江口村〕の條には、「辻八幡宮マルヤマ、神殿方一間拝殿一間半、二間、祭礼九月廿三日、石鳥居一基、奉祀命婦。村の南六町計にあり。産神也。祭る所三座、應神天皇・今宮明神・武内大臣なり。鎮座のはしめ詳ならす。昔は社の南十三町計ツジバルといふ。八幡山ともいふ。にあり。故に辻八幡と号す。
    寛文の初、今の地に移せりとそ。」とある。同拾遺に記すところもほゞこれに同じである。明細帳によると、神湊村大字江口字皐月に辻八幡宮(村社)がある。祭神、大鷦鷯命。例祭、九月二十三日とある。なほ、その境内に皐月神社がある。元は皐月神社(無)として大字江口字サツキに鎮座し、古来宗像本宮五月会の頓宮であったが、大正十四年こゝに合祀された。
    辻八幡宮は現今、祭神大鷦鷯命(應神天皇)。祭日は十二月十五日。社殿は本殿(流造)・拝殿・境内ニ,四五〇坪。氏子は八〇戸である。
    現況 昭和四十三年七月三十一日、大社宮司久保輝雄氏の時、辻八幡宮と津加計志神社の二社は、大社宮司兼務社となった。それより宮司、代務主任が定められ、当二社共に毎月(一日、十五日)二回の月次祭奉仕を始め、正月朔日祭、例大祭、他諸祭が奉祀され、管理されている。
    辻八幡宮は、正月祭(一月一日)皐月祭(五月五日)霜月祭(十二月十五日)の例大祭と、夏越祭(境外社)、お日待祭(組別)、恵比須祭等の諸祭と毎月一日、十五日の月次祭が奉仕されている。
    旧社格 旧村社
    祭神 大鷦鷯命(應神天皇)
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3