世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 蛭田若宮(八幡神社境内貴船社)(ひるたわかみや)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市光岡949
    概要 創立不詳。譽田天皇東宮ニテ未即位ニ即セ玉ハサル時、此所エ御遊軍マシマシテ、御車ヲ駐メ玉ヒタル其陣述ニ、御社ヲ建シト。明治5年11月3日村社ニ被定。例祭9月18日。
    祭神闇龗神ハ同大字原ノ貴船神社、同大字大田ノ貴船、同大字損田ノ貴船神社トシテ、祭神市杵嶋姫命ハ同大字原ノ市杵嶋姫命トシテ、祭神素盞鳴尊ハ字原ノ須賀神社トシテ祭祀アリシヲ大正元年10月31日合併許可。大正14年4月7日神饌幣帛供進指定済
    【宗像神社史】蛭田若宮
    御縁起に百八社の一つとして「蛭田若宮」と見え、正平年中行事、神事の條に「蛭田若宮社、八月一四日神事。九月九日神事、十一月初丑神事、毎月朔日神事一年中一二度」とある。延宝末社帳には「蛭田若宮蛭子命」とし、続風土記拾遺の光岡村の條には、同村の小字蛭田にある貴船社をもって「宗像末社に蛭田若宮あり、此社をいふにや。」としてゐる。明細帳によれば、南郷村大字光岡字辻園の八幡神社の境内社に貴船神社がある。もと小字蛭田の貴船社をここに移したものであらうか。
    【筑前続風土記拾遺】若八幡宮
    産神也。所祭八幡大神・香椎大神・武内大臣也といふ。宗像75社の内光岡若宮とある、此社の事也。神人は池浦の住小方氏奉祀なす。社内広潤にして、林木生茂れり。神木楠周囲一丈八尺有。又杉の大木有。囲八尺余有。此社の鳥居銘に元録16年3月光岡村伊熊與左衛門喜拾とあり。此社の社記は寛延元年青山敏文書けり。
    境内神社 4社
    大己貴智神社(大己貴智神社)由緒不詳
    天満神社(菅原神)由緒不詳
    徳満神社(保食神)由緒不詳 字下原(無)須賀神社祭神保食神及同境内保食神社トシテ祭祀アリシヲ大正元年十月三十一日合併許可。
    疫神社(枉津日神)慶応四年光岡村疫症流行ニヨリ勧請ス。例祭六月十七日、十一月十七日。
    現況=宗像市の光岡は中心部になる。八満神社の左前方には市の大型公民施設を持つ「宗像ユリックス」があり、鎮守の森周辺は団地化が進んでいる。その中にあって、光岡は農家が多く、産神の神域は立派に守られている。社殿周囲の森には巨木が多く、拝殿前には県指定の大樟木が天然記念物として保護されており、外にもイチョウ、マキ、ナラ等の大木が繁っている。この森などは一番大切に守って行かねばならない神域である。末社、鳥居、しめ縄石柱、石燈籠、狛犬等々多くの建造物も立派に管理され、清掃された境内が美しい社である。
    旧社格
    祭神 神功皇后・譽田天皇・武内大臣・闇龗神・市杵嶋姫命・素盞鳴尊
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3