世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 伊久志神社(いくしじんじゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市日の里3丁目11-3
    概要 宗像75社ノ1ニシテ、昔シ沖ト云所ニ廣大ノ社殿アリシカ、安政年間ニ当地ニ移転ス。
    [宗像神社史]伊久志社(矢房神社境内社)
    御縁起に108社の1つとして「伊久志明神」と見え、正平年中行事に、75社の1つとして「伊久志大明神社」と、同神事の條に「伊久志社9月9日神事、11月3日神事」とある。延宝末社帳には「伊久志明神伊伎志爾穂尊」とあり、続風土記附録東郷村の條に「伊久志社ウエノ」とある。ウエノは同村の小字名である。続風土記拾遺東郷村の條には、「伊久志社沖と云処に在。木像3躰有。小祠也。伊弉諾・伊弉冊尊を祀ると云ふ」とある。明細帳によると、東郷の小字沖と云うふところにあったが、安政年間に東郷の矢房神社(村社)の境内社として移祀され、伊弉諾命・伊弉冊命を祀るといふ。伊久志とは50串のことで、祭祀の際50串を立てゝ神祭りをしたことにちなむものであろう。なほ、鞍手郡若宮町大字山口にも、伊久志神社(無格社)がある。
    現況=現在の宗像市日の里3丁目が旧東郷村字井ノ久保に当る。日の里3丁目の十字路交差信号機の左側に小高き森がある。これが矢房神社鎮守の森である。立派な正面石段を昇ると、拝殿に向って稲荷神社の赤鳥居を思わせる様に石鳥居が5基建っている。鳥居〇社号は、矢房神社・貴船神社・伊久志神社と記されている。本殿(流造)・拝殿を始め末社、石燈籠、手水石、等々立派に美しく管理されている。神域は樹木に囲まれ団地の中の神社とは思はれないしずけさがある。今後の団地造成地に有る鎮守様を守る1つの見本の様な神社である。
    旧社格 無格社
    祭神 伊弉諾命・伊弉冊命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3