世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 許斐上六御前(六之神社)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市王丸636
    概要 宗像75社ノ一也。例祭陰暦9月21日境内神社一社 七郎神社(伊弉諾命)由緒、高津﨟権現ト称シ奉、宗像75社ノ一也。
    [宗像神社史]許斐上六御前(六之神社)
    正平年中行事、許斐権現の眷属小神のうちに「上六御前一所」と、同御前神事の條に「正月17日踏歌神事、5月5日節供神事、9月9日節供神事、一年中毎月朔幣・望祭神事24度」と見え、吉野期神事目録、正月17日・8月14日の條には、許斐社の祭礼に引きつゞき、「六御前」の祭礼のことを記し、応安神事次第、正月17日の許斐踏歌事の條には、「上ノ御前」の祭事を載せてる。続風土記附録の王丸村の條には、「六御前社コノミ、神殿方1間、拝殿2間・3間、祭礼9月9日奉祀中津内膳。10戸の産神也。伊弉朋尊・瓊々杵尊・豊玉姫・宗像三女神なり。」といひ、同拾遺の王丸村の條に、「六之御前社枝郷許斐の産神也。所祭、伊弉朋尊・瓊々杵尊・豊玉姫命・宗像三女神也。近古御社哀し時より上七郎殿・上六御前を一所に併せ祭りしにや。別に上津七郎殿と云社、今はなし。年中の祭、王子社に同くて、是又許斐の従神也。今は別社の如なれとも、左には非す。社は許斐谷権現社を去事七町計、巽に向へり。」とある。明細帳によると、宗像町王丸字許斐鎮座の六之神社(無格社)とする。境内に75末社の1つである「七郎神社」がある。現在の社名は許斐神社。例祭は10月16日。社殿は本殿・拝殿。境内100坪余。氏子は30戸である。
    現況=市民を始め近町村の登山遊歩に楽しまれている許斐山登山道入口右側の小高き処に鎮座されている。周辺の登山道を始め入口付近の駐車場園庭等の整備に比し、神社が忘れられた様な氣持がした。拝殿、周辺の末社、石祠等も乱れている。「六の宮」案内板(上記写真)も、柱が折れ、雑木の中に立て掛けてある状態で、何か淋しい氣持になった。神域境内の許斐山に登る人々の休憩所より、本宮の周辺を整備して、こゝを控所とすれば神域も美しく楽しくなると思う。
    旧社格
    祭神 伊弉朋命・瓊々杵尊・豊玉姫命・田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3