日本全国の宗像神社・関連スポット
件名 |
粢田若宮(しときでんわかみや) |
種別 |
神社 |
所在地 |
福岡県宗像市池田1279 |
概要 |
此ノ粢田神社ハ、坂名ト云所小丘ニ斎祭産神也。創立詳ナラネト、往古ハ3社別宮ナリシカ、文禄4年3月氏子ヨリ1社を再建シ、3社相殿ニ合祭スト云。宗像大宮司氏貞ノ寄進ノ瓶子1対、今ニ存在。細事ハ社記ニ在。祭例9月9日、明治5年11月3日村社ニ被定。昭和7年1月12日神饌幣帛料供進指定済。(大正13年8月28日大字池田字前田ヨリ字笠松ヘ移転。祭神菅原大神ハ大字池田字笠松ニ天満神社トシテ、又素戔嗚命ハ大字池田字椰野ニ須賀神社、同字大王字ノ須賀神社、同字野田ノ須賀神社ヲ同一祭神ニ付、大正13年8月28日許可ヲ得テ合祀シ、本社祭神ニ合霊ノ上、大字池田字笠松ニ移転ス。) 一、境内神社4社 貴船神社(高龗神命)由緒、大正13年8月28日許可ヲ得テ、字赤松ト字坂名ノ貴船神社ヲ合祀ス。例祭4月28日。恵比須神社(事代主神・応神天皇)由緒、祭神事代主神ハ字釣山ノ恵比須神社、祭神応神天皇ハ字笠松ノ天満神社境内神社今宮神社ヲ大正13年8月28日許可ヲ得テ、合併シ祭祀ス。例祭日12月3日。金毘羅神社(大国主命)大字池田字境に祭祀シテイタ金毘羅神社ヲ大正13年8月28日許可得合併。例祭9月10日。三島神社(大山衹命・高龗神・少彦名命由緒、祭神大山衹命、高龗神ハ字中畑ノ三島神社ヲ、少彦名命ハ字峠ノ孔大寺神社ニ、又字椰野ノ須賀神社境内社トシテ祭祀アリシヲ、大正13年8月28日、許可ヲ得テ合祀ス。例祭日2月初丑日。 [宗像神社史]粢田若宮(粢田神社) 吉野期神事目録の9月御9日の祭の條に、「粢田若宮9日」とある、天正13年(1,585)2月吉日の宗像宮僧座著座次第には、「池田郷粢殿」の名が見えている。続風土記附録の池田村の條に、「粢田大明神サカミヤウ、(神殿8尺・5寸、拝殿2間半・2間、祭礼9月9日、石鳥居1基、奉氏田野村住人入江大和。)産神也。祭る所、倉稲魂命・素戔嗚命・埴安命也。」といひ、同拾遺の同村の條に、「粢田大明神社坂名と云所に在。産神也。埴安命・勝田明神・祇園神也。中にも埴安命を粢田明神とし、宇賀魂命を勝田明神と云。此神本は別社地としを天和3年(1,683)同社に合せ祀る。」とある。古く75末社或は108社のうちにいふ「池田若宮」と同じ社である。明細帳に池野村大字池田字笠松鎮座の粢田神社をその後なりとし、埴安神・素戔嗚命・倉稲魂命を祀り、例祭は9月9日。大宮司氏貞寄進の瓶子1対今に存すとある。現今、例祭は9月23日。社殿は本殿(流造)・拝殿・渡殿・神輿庫。境内372坪余。氏子は140戸である。 池田若宮 玄海町(旧池野村)大字池田字笠松 御縁起に108社の1つとして、[池田若宮]と見え、正平年中行事に75社の1つとして「池田若宮社」と、同神事の條に、「池田若宮明神、正月朔日神事、同日佛事(仁王講)、正月歩射神事、5月5日神事(仁王講)、3月3日節供神事、同日佛事(仁王講)9月9日神事同日佛事(仁王講)」とある。延宝末社帳には、「池田若宮若年命」とある。以上は吉野期神事目録にいふ粢田若宮と同所で、祭礼を1つにするから、玄海町大字池田字笠松鎮座の粢田神社をこれに充てゝよい。(宗像神社史に以上の様に記されている。宗像郡史、続風土記等にも池田若宮の記録は定かでない、よって神社史の通り粢田若宮と池田若宮を同社として記録す) 現況=境内も美しく整理されており、本、拝殿の回収工事が平成〇大典記念事行で行なわれた様である。瓦も美しく輝いている。此の社には社殿前に1段下広場が野外競技場の様に作られており、周囲は段状の観覧席である。この神域台で奉納行事が行なわれる。春、秋の少年県道大会等も有名である |
旧社格 |
旧村社 |
祭神 |
埴安神・素戔嗚命・倉稲魂命・菅原大神 |
時期 |
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特記事項 |
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出典・参考文献・HP |
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関係論文1 |
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関係論文2 |
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関係論文3 |
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