世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 土穴若宮(つちあなわかみや)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市土穴2-12-1
    概要 明治5年11月3日村社ニ被定。大正12年7月26日神饌幣白料供進指定済。例祭9月19日。
    一、境内神社2社
    天満神社(菅原神)由緒不詳祭神菅原神ハ赤間村大字土穴字村内ニ無格社天満神社トシテ祭祀アリシヲ大正15年6月15日許得境内社トシテ合併。貴船神社(高龗神)由緒不詳祭神高龗神ハ赤間村大字土穴字村内ニ無格社貴船神社トシテ祭祀アリシヲ、大正15年6月15日許可ヲ得テ境内神社トシテ合併ス。
    [宗像神社史]土穴若宮(八幡神社)
    御縁起に108社の1つとして「土穴若宮」と見え、正平年中行事の神事の條に、「土穴若宮社神事、正月朔日神事、3月3日神事、5月5日神事、9月9日神事、7月7日神事佛事等面々在之、5度」と、吉野期神事目録、9月の御9日は、「土穴明神25日」とある。延宝末社帳には、「土穴若宮景清霊也。土穴村ニアリ。」とし、続風土記附録の土穴村の條に、「目明八幡社(神殿方1間、拝殿2間・3間、石鳥居1基、祭礼9月1919日、奉祀賢寿院。)村の西3町計林中にあり。産神なり。田島宮の社記には若宮とあり。」とある。続風土記拾遺には、土穴村字西浦といふところにある八幡宮をもってこれに充て「宗像末社記に御船上社、又縁起に土穴若宮とあるは此御社也。」とある。明細帳には、赤間町大字土穴字西浦鎮座の八幡神社(村社)をこの社とする。現今、例祭は9月19日。社殿は本殿(流造)・幣殿・拝殿・社務所。境内1,730坪余、代子240戸である。ちなみに、続風土記拾遺の同社の條に「宗像郡中に山田若宮・本木若宮等あり。若宮とあるは皆後世誤りて、若宮八幡と云より、此社をも八幡宮とは云るなるへし。」とある。参考として附記する。
    現況=宗像市大字土穴に鎮座、第一鳥居の編額には「生目八幡宮」とあり「維時明治40年」の刻あり。又、「生目八幡神社年中祭事」の額板も建っている。恒例大祭日は10月14日秋季大祭と記されている。いつの頃より「生目八幡神社」と呼ばれ、社名が変わったのか定かではない。目病に霊験ありし社なれば「目明八幡神社」と呼ばれた往時から「生目八幡神社」と呼ばれる様になったのであろう。今でも土穴区の鎮守様として立派に守られ、境内も美しく整備されている。
    旧社格 旧村社
    祭神 應神天皇・仁徳天皇・神功皇后・平景清
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3