世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 飯盛明神(大森神社)(いいもりみょうじん)
    種別 神社
    所在地 福岡県福津市上西郷802
    概要 伊弉明命以下三柱ノ大神ハ、嘉元2甲辰念、河津駿河守重房ノ本国代神ヲ勧請、合祭シ六座トス。宗像社記日、飯盛小盛神社ト有リ。後世大森神社ト改ム。則75社ノ一也。而テ蓑生郷宗社也。小盛ニ鎮座ナリシカ、嘉元2甲辰3月河津駿河守重房再建シ、又延元年中足利尊氏改建シ、神田ヲ寄附ス。又文明ノ頃ヨリ大内政弘祭典料四町寄附、祭祀ヲ興隆ス。享保ノ末、社殿焼失。其后当処ニ移転、社殿新築ス。明治5年11月3日村社ニ被定。明治40年神饌幣白料共進指定済紙、例祭1月1日、9月28日。神主伊東氏世々祭祀掌ル。
    [宗像神社史]飯盛明神(大森神社)
    御縁起に、108社の1つとして「飯盛小盛明神」と、同高宮下符社のうちに「飯盛明神社」と見え、正平年中行事に、75社の1つとして、上高宮下符社のうちに、「飯盛明神」と、同高宮下符神事の條に、「飯盛明神(11月13日祭之)」とある。延宝末社帳には、「飯盛明神伊弉諾命」とも、「飯盛小盛明神稲飯命」
    ともある。
    [筑前続風土記附録]
    大森権現神殿5尺間3間社、拝殿2間3間、祭禮9月28日、石鳥居1基、奉祀伊藤伊賀。村の艮3町計、大藏といふ所に有。祭る所宇都宮大明神、伊盛大明神、伊豆大明神、箱根権現、三嶋大明神なり。(昔は属村大森にあり。故に大森の号ありしと里民伝へり。)享保の末年、神社焼失し、元文2年今の所に移せりといふ。社内に祇園、諏訪、三嶋、熊野、八大龍王、若四社八幡、60権現七神を合せ祭る小社あり。
    現況、昭和30年代に建替えられたと思われる拝殿は鉄筋コンクリートである。しかし、平成9年8月、御遷宮280年記念大祭の折に、神域は立派に整備された。県道に近い第一鳥居を始め、由緒板、大鯰魚碑、参道、石燈籠、神橋「なまず池御神橋」さらに手水舎と新しく建造されている。神域の100メートル左側には「町立なまずの里大運動公園」が建造され、昼夜、参散の人、スポーツに汗する人などで賑わっている。近年中に市政の話しも上っている福間町であり、国道3号線が中央を走っている町であれば、今後益々繁栄し合せて神域も立派に守られて行くと思う。
    旧社格 旧村社
    祭神 伊弉諾命・水象女命・事代主命・伊弉明命・大山紙命・石名媛命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3