世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 四道福松明神(諏訪神社)(しとうふくまつみょうじん)
    種別 神社
    所在地 福岡県福津市西福間2丁目1−15
    概要 不詳。明治5年11月3日村社ニ被定。昭和9年3月3日神餅幣帛料供進指定済。例年陰暦8月1日。[宗像神社史]四道福松明神(諏訪神社)御縁起に108社の1つとして、高宮下符社のうちに「四道明神社」とあり、また別に「四道福松明神」とある。正平年中行事に、75社の1つとして上高宮下符社のうちに、「四道福松明神」とある。同じ上高宮下符社の1つとして、順序がさきのと同じであるので、同一神社と見られる。また高宮下符神事の條には、「四道福松明神(11月17日祭之)」とある。延宝末社帳には、「四道明神猿田彦命」とも、「四道社猿田彦命」とも「四道福松明神大富道命」ともある。本殿(流造)渡殿・拝殿・神輿庫。境内1,102坪・代子384戸。
    [筑前続風土記附録]福間村
    諏訪神社、神殿5尺間3間社、拝殿2間3間、祭禮9月29日、石鳥居1基、奉祀澤田出雲。松原にあり。此里の産神也。祭る所武御名方命、大己貴命、少名彦名命なり。鎮座の年歴詳ならず、社内に貴船社、多賀社、祇園社あり。社前の路傍に諏訪松とてあり。姙松也。また社の北一町計りに諏訪池といふあり。
    [筑前続風土記拾遺]諏訪神社
    是枝松原、福間町、同浦3ヶ所の産神也。所祭建御名方命、大己貴命、少彦名命也。村の北松林の中諏訪山に鎮座有。勤請の年月未詳。祭禮9月29日、8月27日也。側に神木の松有。又社の北貮町余に諏訪池有。水面壹反四敏9歩程有。其北壹町計にも小池有。何れも神池にして、田畑の用水にはあらず。砂山の中自然の池水なり。祠宮深田代奉祀す。(一説に宗像108神の内に四道福松社あり。当社の事なりといふ。)
    一、境内神社四社
    須賀神社(素戔嗚命)由緒不詳流行病退除ノタメ鎮座ス。産神社(伊弉明神・伊邪那岐神・国常立命)由緒不詳。祭神国常立命八伊弉那岐命ト共ニ福間町字福間浦ニ(無)亀山神社トシテ祭祀アリシ、大正13年8月15日許可ヲ得テ合祀、伊弉那岐命ハ同一祭神ニ付合霊ス。
    菅原神社(菅原神)由緒不詳。
    秋葉神社(加具土命、軻土神)由緒=村中火難消除ノタメ鎮座。年月不詳。祭神軻具土神ハ福間町字福間浦ニ(無)愛宕神社トシテ祭祀アリシヲ、大正15年6月15日許可ヲ得テ合祀ス。
    現況.神郡(宗像市・福間・津屋崎・玄海町・大島村)は1市3町1村から成る。宗像市に続いて近年中に市政が引かれる様な人口増加を迎えている福間町である。中央を走る旧国道3号線横に鎮座されている諏訪神社は、昭和50年代大御造営が成され、往古の境内、神域は一変している。本・拝殿を始め、社務所、末社、神輿殿等々全て新改築された。周辺も大正、昭和と世の流れに合せ県、国道、電車道が開け、往古を偲ふ松林がはるか海岸線に少しのこっているのみである。立派な神域と整備された建造物に守られている本殿は、美しい流造の木造社殿である。今後の鎮守様の守り方を知るべき神社と思う。
    旧社格 旧村社
    祭神 建御名方命・大名持命・少彦名命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3