世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 稲庭上社(いなばけしゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市田島2241
    概要 [宗像神社史]稲庭上社、祭神=倉稲魂命 御縁起=百八社の一つとして「稲庭上明神」と見え、正平年中行事、七十五社の一つとして、「稲庭上社」、同神事の條に「稲庭上社神事」、十二月十八日大神事(諸郷巡○)、同日心経供養佛事」とある。※延宝未社帳には、「稲庭上明神 倉稲魂命」とある。[筑前続風土記]「社家の説に、宗像三社に織幡・許斐を加へて五社と云、又孔大寺を加へて六社と云、稲庭上を加へて七社と称す。」と記されている。[続風土記附録]宗像郡(上)田島村の條=稲庭上舊址、片○村の南にあり。古へは大社なりしか、百八神の内に合せ祭る故に廃絶せしか、近き頃、古記により石祠を建て祭れり。」と見える。[筑前続風土記拾遺]惣社舊扯拝末社の條 「稲庭上明神舊址 片○城址の巽方田の中、差出たる尾の上に在。此社も本社(宗像神社)の側に移されたり。其址に近き頃、石祠を建て祭る」とある。明細帳によると、大正四年七月まで、田島の小字北付に無格社として存したが、この年田島字上殿の代八幡神社に合祀され、跡地(五五坪余)には小さな社檀を存する。(神社史)[郡史]田島村大字田島字飛松にあり、祭神(保食神)由緒不明  現況=釣川添いの県道を大社に向って走ると、左側に旧片○村が見える。その小髙き山が片○城のあった処で、この山端が切れる処に旧稲庭上社があった。昭和四十年代まで石祠があり周辺はミカン畑となっていたが、今(平成十一年代)は雑木林となって祠をさがす事が出来なかった。また、大正四年に代八幡社に合祀されるまで、大社境内に移された、とあるが、この場所も定かでない。(現在の第二、三宮地境内と思われる。)現在は大社裏、高宮山の中腹にある「代八幡宮」に合祀されている。と神社史、その他関係書にあるので、「代八幡宮」を詣でた。本殿裏に三社、左右に二社の祠があるが、神社名は無い。この中のいずれが「稲庭上社」なのか知る事は出来なかった。この「代八幡宮」は当社との関係深き神社で摂・末社には入っていないが、大宮司宗像家に由来する由緒を以っている神社なので、別社として調査書を付けることにする。
    旧社格
    祭神 倉稲魂命
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3