世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 木皮社(浜宮) (邊津神社)(きのかわしゃ)(はまみや)(へつじんじゃ)
    種別 神社
    所在地 福岡県宗像市神湊1242−95
    概要 往古宗像神社神幸ノ〇跡ト言伝フ。
    [筑前続風土記遺]濱宮社
    神湊の東6町江口浦に至る道、松林の中に小祠有。宗像三神を祀る。俗にいにしへの辺津宮の址歟といふは誤なり。宗像古記には湊ノ木皮社と有。御神事次第に4月1日巳時湊ノ木皮社事、社者祢宜作、御借者政所沙汰、敷物者上八村郷〇、御庁〇飯御酒一瓶政所沙汰、小野浦(開カ)ヨリ魚一桶、湊浦ヨリ貝蚫、小勝浦神人富〇ヲ進上と有(木皮を神幸と書て、田島の神興むかし神幸有し故に名つくるよし、本編に見へたれとも、神幸をキノカワと訓ること、古記に見へす。又神字をキと訓〇我理も聞へかたし。いふかし。又比社を辺津宮の跡也といふ説も、信しかたし。今其境地を見るに、往古はわつかなる浪の打寄たる州﨑と見へたれば、辺津宮なといふ斗の大社のますへき所にあらす。彼神興社祉なとは、いかめしき礎石なと有て、いかにもいにしへの大社の祉とみゆるを、此地には礎石なともなく、古樹なともなく、白砂の斥滷の地にして、さはかり神代よりの古祉とは更に、おもはれす。其上宗像社祭記上に引たるに、木皮社といいひ、4月の祭りには、社は祢宜作とあれは、常は社とてもなく、毎年の祭のたひことに、〇に神籬を造て、木皮なとを以て、上を葺きたる〇とおほしき故に、神幸にはあらて、木皮の社と書しなるべし。故に今の世にも、礎石なとも1つもなかるへし。)とあるを正説とする=宗像神社史(上巻)
    現況=現在「浜宮」と呼ばれる社である。毎年5月5日の祭事には釣川を中に対岸の「五月宮(皐月宮)」と一緒に祭典が宗像大社により奉仕されている。いつの頃よりか「子供の日」に祭典が斎行され、直会の席にも、"赤飯・粽〟等、神饌の御下りが配膳される。古き時代の4月の祭典が太陽暦5月になり、この様に変ったものであらうか。
    旧社格
    祭神 宗像三柱大神
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3