世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 山口御口代神社(八幡神社)
    種別 神社
    所在地 福岡県宮若市山口1723
    概要 【宗像神社史】
    御縁起に百八社の一つとして「山ノ口御口代明神」と同高宮下符社のうちに「山口御口代明神社」と見え、正平年中行事に七十五社の一つとして、上高宮下符社のうちに「山口御口代明神」と同高宮下符神事の條に「山口御口代明神十一月五日祭之」とある。延宝末社帳には、「山ノ口御口代明神麓山祇命」とする。鞍手郡舊宗像領に「山口若宮」がある。山口若宮は今鞍手郡若宮町大字山口にある。山口の御口代といふのであるから、山口に入るところを守る神、即ち宗像郡と鞍手郡との界の見坂峠を越えて、山口に入ったところを守る神であろう。若宮町大字山口字山ノ下の舊村社八幡宮(山口若宮)の近くにあったのであろうか。
    現況=宗像市から若宮に出る県道を走る国際カントリークラブを右手に峠を越えると鞍手郡若宮町の山口に出るT字形の山口信号を右折して、見坂峠に向かって約一キロほど走ると、右側の田んぼの中に立派な二基の石燈籠が見える。この道を左折すると九州自動車道下のガードをくぐりさらに500メートルほど進むと。大鳥居が右側に建っている。この社が「山口御口代神社(八幡宮)」である。第一鳥居左側に由緒板が建ち、立派なゆるやかな石段が約百段続いている。拝殿右上額に「神楽殿」の額があり、境内は美しく清掃されている。左側に末社があり、石祠三基、木造社が一社あるが、境内合祀社の「山口若宮」は見あたらない。さらに本殿裏に廻ると、奥山に向かって石段があった。入ってみたが、道は無く、杉、桧の森となっていた。往古には社殿が建っていた場所かもしれない。右側にも参道があり、小形の鳥居(石)があるが扁額は「八幡神社」とあった。しずかな境内で美しく整備されている。神前にお供えされている、小さな「お塩」と「お酒」が氏子中の敬神の厚さを語っている様な気持ちがした。
    旧社格
    祭神 麓山祇命・神功皇后
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3