世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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日本全国の宗像神社・関連スポット

    件名 山口若宮(八幡神社)(やまぐちわかみや)
    種別 神社
    所在地 福岡県宮若市山口1723
    概要 【宗像神社史】
    御縁起に百八社の一つとして「山口若宮」と見え、正平年中行事に七十五社の一つとして「山口若宮社」と、同事の條に「山口若宮社神事、正月朔日神事、三月三日神事、五月五日神事、七月七日神事、九月九日神事」と見え、吉野期神事目録には九月の御九日神事として「山口若宮、九日又十九日」とある。また宗像社家文書総目録、若宮庄文書の條には、應永14年(1407)8月22日「若宮庄社殿造営事」(三宝院御書)等とあり、天正9年(1581)12月13日大宮司氏貞願文には、「鞍手郡若宮庄八幡大菩薩御宝殿一宇建立、同社毎年一箇度臨時御供」のことが見えてゐる。延宝末社帳には、「山口若宮仁徳天皇」とする。明細帳では鞍手郡山口村大字山口字山ノ下鎮座の八幡宮(舊村社。祭神、応神天皇・神功皇后・武内宿禰。祭日、9月18日)とする。拝殿扁額に「若八幡宮」とある。現今、例祭は10月17日。社殿は本殿(神明造)・拝殿。境内446坪。氏子は236戸である。
    現況=前記、山口御代神社と同じ処に鎮座なので末社なのか同殿なのか、知る事が出来るような気持ちで参拝したが、末社の中にも、由緒板の中にも見ることは出来なかった。御祭神と「神社名」からみて、現今同殿に祭祀されていると思う。参道入口にある第ニ鳥居は古い物で、柱が二段積重式、笠石も三本継の石造である。拝殿は近年に御造営修理が成され、手水舎も新しかった。ゆるやかな石段左右に繁る巨木はさすがに古社のおもむきを出している。神社の境内位置から思うに、神功皇后伝説も三坂峠を越えて、福間町本木に出る処から、往古はこの県道を主道にして、山口を守る神と祀られたのであろう。今は若宮町のはずれに当たる処なので周辺は静かな風景である。
    旧社格
    祭神 応神天皇・神功皇后・武内宿禰
    時期
    特記事項
    出典・参考文献・HP
    関係論文1
    関係論文2
    関係論文3