沖ノ島の奉献品
名称 |
金銅製香炉状品 |
種類 |
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遺構名 |
伝沖ノ島出土 |
指定区分 |
国宝 |
時代(実時代) |
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法量 |
径13.5cm |
説明 |
類例がなく用途不明であったため形状から金銅製香炉状品とよばれる。二重の凸帯で3段にわけ、上段には複弁蓮華文がめぐり、中房(中央の円盤)は無文で蓮子(蓮の実)の表現はない。方孔があり、傍らに「甲」とみられる一字を刻む。中段は龍文と半パルメット文を 流麗に回旋させ、下段は複弁蓮華文をめぐらし、下端部は開口して小孔を連ねる。上段は別鋳でつくり、裏から細長い銅板で中段上部と鋲留している。 奈良時代とされてきたが、近年は5世紀後半の中国北魏に由来する文物、または、北魏様式の系譜をひき、6世紀後半から7世紀前半に朝鮮半島か日本列島のいずれかで製作された頸総金具 (馬の喉元に下げる頸総を留めるための装具)との指摘がなされている。
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