世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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沖ノ島の奉献品

  • 車輪石、石釧、硬玉製勾玉、滑石製策玉、碧玉・滑石製管玉/
名称 車輪石、石釧、硬玉製勾玉、滑石製策玉、碧玉・滑石製管玉
種類
遺構名 17号遺跡出土
指定区分 国宝
時代(実時代) 4~5世紀
法量 〔左端下の車輪石〕径10.0cm 〔右端の管玉〕長1.0~3.7cm
説明 車輪石と石釧は古墳時代の碧玉製腕飾の一種で、弥生時代の装身具である貝製腕輪を祖形とする。車輪石はオオツタノハの貝殻の頂部を切り取って作られた腕輪を模したもの、石釧はイモガイの貝殻を輪切りにした腕輪を模したものであるが、前代と異なり実用性は失われ、威儀具としての性格を強めた装身具である。一方で、呪力的な意義を持った宝器という性格も合わせ持つ。17号遺跡出土の勾玉は、本品の硬玉製勾玉のほかに、滑石製勾玉が2点出土している。細形と大形の管玉は碧玉と滑石と材が2種類ある。