世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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沖ノ島の奉献品

  • 鉄地金象嵌鞍金具(覆輪・磯金具)/
名称 鉄地金象嵌鞍金具(覆輪・磯金具)
種類
遺構名 8号遺跡出土
指定区分 国宝
時代(実時代) 6~7世紀
法量 上部覆輪片〈17.3〉cm
説明 鞍橋の前面あるいは背面に取り付ける飾り金具の破片。いずれも鉄板に金象嵌を施した細片で、製品の復元が難しかったが、覆輪と磯部分の金具の一部分として特定できた。覆輪片は断面が「コ」の字状で、金象嵌の文様面の上下端部に一線を入れて、その線の間に、連続する重線S字文、弧文、三角文を配して流麗な雲形を表している。磯部分の金具の金象嵌装飾は、縁に沿った鋸歯文と、それを一線で画した内部に施された流水文により表現されている。8号遺跡からは、本品を含めて金象嵌鉄片が鞍橋一具分ほど出土している。