沖ノ島の奉献品
名称 |
鉄製鞍金具(覆輪・磯金具) |
種類 |
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遺構名 |
7号遺跡出土 |
指定区分 |
国宝 |
時代(実時代) |
6~7世紀 |
法量 |
〔後輪〕磯金具両端の開き約40.0cm |
説明 |
鞍橋の前面あるいは背面に取り付ける飾り金具で、覆輪の一部と磯の部分の金具(二面分)が残存する。覆輪と磯部分の間にあたる海の部分は何も遺存していないため、有機物であったと考えられる。磯部分の金具の左上面に布片が銹着していることから、海部分は木製で布張りしていた可能性がある。覆輪の表面は四稜をつけて立体的に表す。磯部分は磯と州浜形を鉄板で一体造りにして、海部分との境界にあたる上縁の金具に13個の鋲を均等に打ち込み鞍に固定したとみられる。また、板状の座金具をつけた鞖が左右に各1個装着されている。覆輪は前輪と後輪の判断がつかないが、原形を復元できる磯の金具は馬の背に接する部分の開きが大きいため、後輪の可能性がある。
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