沖ノ島の奉献品
名称 |
金銅製龍頭(5-3) |
種類 |
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遺構名 |
5号遺跡出土 |
指定区分 |
国宝 |
時代(実時代) |
6世紀 |
法量 |
長19.5、20.0cm |
説明 |
鋭い眼、湾曲しながら後ろへ伸びる頭角、先端が大きく開いて鳥のくちばし状に尖った分厚い唇をもつ、迫力のある龍頭一対である。同形同大のようだが、歯の本数など細部の表現に違いがある。両者とも内部は空洞で、後端は筒形で左右に目釘孔がある。上下の唇の間には小孔があり、鉄心が残っている。中国甘粛省敦煌莫高窟の隋代、唐代の壁画には、竿先に本品と同様の龍頭がつけられ、口元から幡や天蓋を吊り下げる様子が描かれており、用途を知ることができる。中国山西省天龍山石窟群のうち、中国東魏時代(6世紀中葉)の石窟である第二屈の仏龕に彫刻された龍頭と酷似する。
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