世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 宗像大菩薩御縁起/
名称 宗像大菩薩御縁起
種別 歴史資料
所在地
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期 鎌倉時代
説明 蒙古襲来後に高まった神国思想を背景に神功皇后説話をもとにして、国防・海防の守護神である宗像神の神徳を讃えた宗像大社の根本縁起で、鎌倉時代末期の成立。前半の縁起部分と、後半の本社・末社書上げ部分とに大別され、末社鎮座地の分布からは宗像大宮司家の勢力範囲を推察することができる。前半では、神功皇后の新羅遠征説話を題材にしながら、宗像神の本地仏である宗像大菩薩が人の姿となって現れた強石将軍を主人公として、縦横の活躍によって異国を降伏させるさまを生き生きと描いている。強石将軍は、一般的な神功皇后説話には登場せず、宗像大社独自の祭神信仰に基づく縁起となっている。
法量・規模・面積 28.9x1683.3cm
所蔵 宗像大社所蔵
参考文献 宗像大社文化財管理局編2017『宗像大社神宝目録』P42-43
図録ページ 42