世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 源頼朝請文案/
名称 源頼朝請文案
種別 歴史資料
所在地
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 武家政権の幕開けとなった鎌倉幕府を開いた源頼朝が、宗像大社大宮司氏実に従来通りの支配権を認めた文書である。これにより氏実は、宗像大宮司の地位を安泰とするとともに、鎌倉幕府御家人としての立場も得て、宗像地方を一元的に支配する武士団の長となったのである。本文書は、蒙古軍の襲来を予想した幕府が、御家人の軍事力把握のために所領報告を命じたことに応じて、大宮司が提出した全30通の所領支配証拠書類の第1番目に掲げられたものである。案文と呼ばれる書類の写しが一巻にまとめられている。宗像大宮司家は、何よりもまず源頼朝 と直接に主従関係を結んだ御家人であることを、幕府に対して強くアピールしたのである。
法量・規模・面積 31.8 × 15.0cm
所蔵 宗像大社所蔵
参考文献 宗像大社文化財管理局編2017『宗像大社神宝目録』P39
図録ページ 39