宗像地域の文化財
名称 |
宗像の伝説「親孝行の竹筒」 |
種別 |
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所在地 |
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形態 |
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調査年 |
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保存状況 |
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出土遺物 |
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時期 |
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説明 |
玄界灘に浮かぶ絶海の孤島・沖ノ島は、宗像大社三宮のひとつ沖津宮が鎮座する神の島。島全体が御神体と崇められ、上陸するには冬でも海で禊をすること、島のものは一木一草一石たりとも持ち出してはいけないなど、数々の厳しい掟があります。 江戸時代の始めの頃のこと。当時沖ノ島では、神官や足軽などで構成された福岡藩の防人が、百日づつ交代で島に渡り、沿岸の警備を行っておりました。ある年、この防人の一員に、吉田安左衛門という若者が選ばれます。安左衛門は年老いた父親の面倒をよくみる大変親孝行な息子でした。島に渡った安左衛門は、お宮の裏に生えている見事な竹に心惹かれます。そして、その竹で、毎夜の酒を楽しみにしている父のため、酒を入れる竹筒を作り上げたのです。 福岡に戻る日、安左衛門は竹筒を見つからないように船底に隠しました。船が玄界灘の中ほどにさしかかったときのことです。突然の嵐が船を襲いました。皆は神様の怒りに触れたのではないかと思い、船を調べてみると、船底から安左衛門の作った竹筒が見つかりました。神官があわてて竹筒を海に投げ込むと、荒れ狂っていた海はうそのように静まりました。 安左衛門は土産を失った上、皆に責められ、すっかりしょげ返って海を見つめておりました。するとどうしたことでしょう。捨てられたはずの竹筒が、船に寄り添うように流れてきたのです。神様が日頃の安左衛門の孝行に免じてくださったのでしょうか。安左衛門は神様の思し召しに感謝し、船が港に着くと、その竹筒を拾って持ち帰りました。 さらに不思議なことに、竹筒に水を入れると、たちまちおいしいお酒に変わったということです。 |
法量・規模・面積 |
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所蔵 |
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参考文献 |
宗像市 2009『宗像遺産 暮らし遺産編』 |
図録ページ |
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