世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • ■──現在の地島小学校の近くに建つ、こやの遺徳を称えた記念の碑。/
名称 孝女こや
種別
所在地 宗像市地島 地島小学校前
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 こやは江戸時代中頃、地島の九郎右衛門の娘として生まれました。生活を支えるため、こやは九歳より奉公に出ます。二十五歳で暇をもらいますが、その後も借りた米を返すため他所で奉公し、六年後ようやく島に戻りました。帰島後、こやは八十歳を過ぎた父に懸命に尽くします。病の父に苦を与えぬよう、冬は自分の衣を着せ、夏は一日中団扇であおぐなど寝食を忘れて孝行しますが、その甲斐なく父は亡くなりました。後に、こやの孝行話は主君の耳にも届き、こやに憐れみをかけるように命を発したということです。
法量・規模・面積
所蔵
参考文献 宗像市 2009『宗像遺産 暮らし遺産編』
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