世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像地域の文化財

  • ■──風情と気品がただよう深網笠姿。/
  • ■──中央の地舞台には唄い手、三味線、太鼓が揃い、息の合った演奏を聴かせます。※本来はお盆の宵に踊られるものですが、写真はイベントで披露されたときのものです。/
名称 神湊盆踊り
種別
所在地 宗像市神湊1067 神湊公民館
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 江戸時代の中頃、神湊は宗像随一の積出港として栄え、各方面から来る船の要港となっていました。
 今に伝わる「神湊盆踊り」は、正徳五年(一七一五)、当時、神湊を訪れていた上方商人が、村の若者を集めて京の手踊りを教えたのが始まりと言われています。その後、この手踊りが神湊で古くから営まれていた盆の法会(万年願供養)の行事と結びつき、やがて盆供養の踊りとして踊られるようになったと伝えられています。
 踊りは、深網笠を被った鳥追い姿と角帯締の人々が、三味線と太鼓の伴奏に合わせてゆっくりと踊る優雅な手踊り。口説き
(唄)は情緒深い節回しで、「高い山」「大文字屋」「本調子」「坊主山」の四種類が歌い踊り継がれています。
法量・規模・面積
所蔵
参考文献 宗像市 2009『宗像遺産 暮らし遺産編』
図録ページ