世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 太刀
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名称 太刀 福岡藩第10代藩主黒田斉清奉納
種別 歴史資料
所在地
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期 江戸時代後期
説明 本品には年紀がないが、附拵(未出品)の縁金具にある「寛政八年八月日、筑州吉岡新左祐守」の作者銘と、『沖津宮御宝器神具帳』の記載から、寛政8年(1796)に黒田斉清(1795~1851)が沖津宮へ奉納したことが明らかな太刀。誠に堂々とした姿をしている。地肌は良くつんだ小板目肌で、刃文は小沸出来の直分が僅かにのたれ、沸深く所々に足が入る。帽子は沸良くついて小丸に返る。美直は筑前信国吉政系の7代目にあたる。
銘 源信国美直造之?
〈筑前信国派について〉筑前信国派は、応永年間に京都から豊前の宇佐に移り住んだ京信国を祖とする宇佐信国の末裔。当時、豊前国主で黒田長政が、筑前への国替えの際に招いた12代信国吉貞を始祖とする一派である。筑前信国派の名刀は他藩に売買する事が禁じられたため、名刀の誉れが世に知られるようになったのは明治維新以後だったといわれる。
法量・規模・面積 刃長78.3cm 反り1.5cm
所蔵 宗像大社所蔵
参考文献 出光美術館2014『宗像大社国宝展-神の島・沖ノ島と大社の神宝』
図録ページ 106