宗像地域の文化財
名称 |
八所神社長福寺観音堂(長宝寺) |
種別 |
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所在地 |
宗像市吉留3122 長宝寺観音堂 |
形態 |
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調査年 |
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保存状況 |
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出土遺物 |
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時期 |
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説明 |
八所神社の鎮座する鶺鴒山はイチイガシ、シイ、タブノキなど常緑闊葉樹の原始林で、老樹が鬱蒼と繁茂する様子は、霊験あらたかな畏敬の念を抱かせます。この社叢のはずれに、八所神社の本地堂と伝わる長福寺観音堂(長宝寺)があります。 『筑前國続風土記拾遺』に「このところは、八所明神の本地堂であるという。のちに櫟の大木あり。村民が長宝寺を誤りて、今は長福寺という」と記されているとおり、本来、「長宝寺観音堂」とされるべきものでしたが、市指定文化財としての名称は、現在までの呼び名を踏襲して、「長福寺観音堂(長宝寺)」とされます。 建物は、中央の間の改造などが目立つものの、創建当初の宝暦三年(一七五三)、江戸時代後期の趣を十分に残しています。内部は、中央に仏殿を据え、その周りをめぐる「行法」を行える禅宗様仏殿の様式をとり、この時期以前の同種の建物は市内では見当たらず、県内でも数少ない例です。 風蝕が進んだため、平成三年(一九九一)度から保存修理が行われ、建立時の姿を取り戻しました。 |
法量・規模・面積 |
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所蔵 |
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参考文献 |
宗像市 2009『宗像遺産 文化遺産編』 |
図録ページ |
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