宗像地域の文化財
名称 |
泉福寺梵鐘 |
種別 |
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所在地 |
宗像市鐘崎469 泉福寺 |
形態 |
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調査年 |
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保存状況 |
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出土遺物 |
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時期 |
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説明 |
寛文十二年(一六七二)の作で、高さ約百十五・一cm、口径六十八・一cm。朝鮮鐘に中国鐘を合わせたような異国風の鐘で、日本製としては異形といえます。龍頭部は、二頭の龍が背を向けて絡みあう龍頭と龍首から成り、下部には杏仁形の蓮華文様を巡らす笠形が見られます。鐘身部は各種の文様帯で区切られ、三段の突起が並ぶ乳間の下には銘文が刻まれています。それには「昔、鐘崎の海のほとりに巨大な鐘が沈んで横たわり、航行の妨げとなるため、引き揚げようとしたが果たせなかった。海底に龍鬼がいて、鐘を守っていることを悟った村人は、新たにこの鐘を鋳造し、岬に鐘楼を建てた。時々に鐘を撞き、その功徳によって無事に航行できるようにこれをつくる」とあります。鐘崎に伝わる「沈鐘伝説」を刻んだもので、昔から難所として知られた「鐘の岬」の地にふさわしい逸品といえます。銘文の下には、羽衣を翻し、蓮華の蕾をもって飛行する天女や布袋が鋳出されています。この布袋像は、室町時代から江戸時代の梵鐘の中では初出です。銘文はまた、平戸の鋳物師伊藤大隅が鋳造を手掛けたこと、泉福寺八世住職照空の代に八年を費やして鋳造・寄進したこと、銘文は中国僧の即非禅師によることなどを伝えています。 |
法量・規模・面積 |
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所蔵 |
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参考文献 |
宗像市 2009『宗像遺産 文化遺産編』 |
図録ページ |
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