宗像地域の文化財
名称 |
宗像大神宮神官・僧官・御灯衆等連署起請文 |
種別 |
歴史資料 |
所在地 |
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形態 |
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調査年 |
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保存状況 |
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出土遺物 |
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時期 |
文永9年(1272) |
説明 |
鎌倉時代の宗像大社の神仏習合の様子を、神社に奉仕する人々の職掌、構成から知ることのできる史料である。下位から上位に続く連署という署名列記は、灯明を管理する御灯の僧侶に始まり、学頭を最高位とする僧官、その上位に神官、という序列が明らかである。最後の「権大宮司」は大宮司に次ぐ立場で、当時の大宮司宗像長氏の息子である。史料の内容は、平安時代から守り伝えてきた宗像大社第三宮の比叡山根本中堂から移した灯明を、決して絶やさないことを言う。「神事の怠慢は社中衰弊の濫觴(始まり、根元)」、「社中衰弊は国王災難の根元なり」と述べて、神社としての立場を厳しく律したものである。 |
法量・規模・面積 |
33.1×185.1cm |
所蔵 |
宗像大社所蔵 |
参考文献 |
出光美術館2014『宗像大社国宝展-神の島・沖ノ島と大社の神宝』 |
図録ページ |
102 |
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