世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 宗像宮創造記/
名称 宗像宮創造記
種別 歴史資料
所在地
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期 室町時代
説明 「宗像宮創造者」と始めて、社殿造営、宗像大宮司初代、宗像神の鎮座地、社領、末社、神事について一つ書きに書き上げたものであり、冒頭の文言によって名付けられた。文中の語句から室町時代初期の成立と推定される。「当神之寄船御進退」の段落では、宗像大社を挟んで東は蘆屋津から西は新宮湊までの海岸線に漂着する物資を、社殿の修造費用とする取得権を有していたことが記されている。この海岸線は荒海で知られる玄界灘に面し、古来より難破船が多かった。海岸線の直線距離は約30kmであるがU字形に湾曲していて実際には40km程度の距離になる。また本書で、宗像大宮司家初代を、醍醐天皇弟清氏親王という人物に仮託した所伝が整えられた。
法量・規模・面積 27.5×2.7.5cm
所蔵 宗像大社所蔵
参考文献 出光美術館2014『宗像大社国宝展-神の島・沖ノ島と大社の神宝』
図録ページ 87