世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像地域の文化財

  • 周囲約4km、東西約1km、南北約0.5km。宗像市の沖合い約60kmの玄界灘に浮かぶ沖ノ島。近海を流れる対馬暖流の影響で霜が降りず、気温も宗像の陸地より、5度程高い温暖な気候です。現在も女人禁制、島のものは一木一草一石たりとも持ち出してはならないなどの掟が守られ、一般の人の上陸は制限されています。(写真提供:宗像大社)/
  • 沖ノ島全景。/
名称 沖ノ島
種別 自然〈島・海・山・川〉
所在地 宗像市沖ノ島(神湊港から60km)
形態
調査年
保存状況
出土遺物
時期
説明 古代より航海の安全を守る神として、そして、大陸へ続く航路の要衝として、重要な役割を担ってきた絶海の孤島・沖ノ島。宗像三女神の田心姫神を祀る沖津宮があり、島全体が神域とされています。昭和二十九年(一九五四)に始まった学術調査では、二十三の遺跡から約八万点もの奉献品が出土。その全てが国宝に指定されたことから「海の正倉院」とも呼ばれます。
 島の掟によって、一木一草一石をも持ち出されることのなかった沖ノ島には、今も手付かずのままの自然が残されています。島を覆う照葉樹林は、亜熱帯植物を含む暖帯林を形づくっており、常緑広葉樹を中心に約七十二科、百八十種が生育。大別するとタブノキなどの高木、ハマビワなどの低木、イワレンゲなどの岩生植物、ハマウドなどの高茎草、ハマヒルガオなどの海浜植物の五つに分類されます。また、亜熱帯性植物の北限ともなっており、その例としてはビロウやオオタニワタリがあります。
法量・規模・面積
所蔵
参考文献 宗像市 2008『宗像遺産 自然遺産編』
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