宗像地域の文化財
名称 |
剣 附拵 福岡藩第三代藩主黒田光之奉納 |
種別 |
金工 |
所在地 |
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形態 |
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調査年 |
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保存状況 |
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出土遺物 |
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時期 |
江戸時代前期 |
説明 |
辺津宮の境内造営の竣工記念として、三十六歌仙図扁額(52頁)とともに貞享2年(1685)に黒田光之が同宮へ奉納した剣。昭和45年(1970)、同宮本殿解体修理の際に床下から偶然に発見された。地肌は板目肌流れ心に良くつみ、所々に澄み肌が交じっている。刃文は僅かにのたれた沸出来の直刃で、剣先近くに砂流しがかかっている。金銅製?には楢葉紋(辺津宮神紋)と唐草文が毛彫されている。拵は朱塗りで、栗形と返し角は欠失しており、柄頭と縁頭金具には唐草文の毛彫が施されている。筑前信国派は、応永年間に京都から豊前の宇佐に移り住んだ京信国を祖とする宇佐信国の末裔で、吉貞は筑前信国初代吉貞の孫にあたる刀工である。 |
法量・規模・面積 |
〔剣〕刃長54.4c m反りなし 〔拵〕総長(86.0)cm |
所蔵 |
銘(表)宗像第一宮乙丑八月日 (裏)筑前住源信国吉貞 |
参考文献 |
宗像大社文化財管理局編2017『宗像大社神宝目録』P54 |
図録ページ |
54 |
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