宗像関連古文書・史料
| 文書群名 |
八巻文書第１巻 |
| 文書番号 |
14 |
| 文書名 |
雑訴決断所牒 |
| 和暦 |
建武元年三月二十日
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| 西暦 |
1334年 3月 20日 |
| 本文 |
雑訴決断所牒
筑前国宗像社
右、如彼社解者、当国宗像庄内曲村者、末社七十五社修理料所、重色無双之地也。而天下騷乱之刻、悪党人等、致濫妨狼藉之間、勒子細就経 奏聞、当知行不可有相違之由、去年九月十七日被成下 綸旨之処、猶以不叙用、致狼藉云々。為事実者、太不可然。早止彼濫妨、任先度 綸旨、全所務可専神用。此上猶令違犯者、為被処罪科、可注進交名者、以牒。
建武元年三月廿日 西市正中原朝臣（花押）
右中弁藤原朝臣（花押） |
| 読み下し |
雑訴決断所牒す
筑前国宗像社
右、彼の社の解の如くんば、当国宗像庄内曲村は、末社七十五社修理料所、重色無双の地なり。而るに天下騒乱の刻、悪党人等、濫妨狼藉を致すの間、子細を勒し 奏聞を経るに就いて、当知行相違あるべからざるの由、去年九月十七日 綸旨を成し下さるるの処、猶以て叙用せず、狼藉を致すと云々。事実たらば、太だ然るべからず。早く彼の濫妨を止め、先度の 綸旨に任せ、所務を全ふし神用を専らにすべし。此の上猶違犯せしめば、罪科に処せられんがため、交名を注進すべし者れば、以て牒す。
建武元年三月廿日 西市正中原朝臣（章有）（花押）
右中弁藤原朝臣（中御門宣明）（花押） |
| 大意 |
雑訴決断所、宗像社に牒して、宗像庄曲村を末社七十五社修理料所として、その管理・収納を全うさせ、神用を専一にさせる。 |
| 紙質 |
楮紙 |
| 寸法（縦） |
31.7cm |
| 寸法（横） |
48.2cm |
| 備考 |
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| 出典 |
『宗像大社文書』第１巻 |
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