世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像関連古文書・史料

  • 占部貞保書状/
  • 占部貞保書状/
文書群名 占部家文書
文書番号 13
文書名 占部貞保書状
和暦 (年不詳)十二月二十三日
西暦 年 12月 23日
本文 (端裏書)「    秀賀様
     (捻封墨引)十郎右まいる人々   九右
                  申給へ    」
   くれくれも秀賀へも、無沙汰申候由、御申あるへく候、必々御隙も候ハヽ、此方へ御出  
   之時、万々談合可申候可申候、
 此中両度御越候へ共、隙入候、然々不申承候、仍、しまミ御事、年内可申請と存知候つれ共、爰許何かと御土貢米迄も〈ニ〉今取乱内、家さへ無之候間、成間敷と存候、其元御逗留候秀賀へそと御かたりあるへく候、併前日の御状〈ニ〉きりきりと被仰聞候間、江口へ御出候て可然様〈ニ〉可有御談合候、恐々かしく、
 十二月廿三日   九右(花押)
読み下し (端裏書)「(豊福)秀賀様
     (捻封墨引)十郎右まいる人々   九右(占部貞保)
                  申給へ   」
    くれぐれも秀賀へも、無沙汰申し候由、御申しあるべく候。必々御隙も候ハバ、此 
    の方へ御出の時、万々談合申すべく候〱。
 此中両度御越し候へ共、隙入り候。然々申し承らず候。仍つて、しまミ御事、年内申し請ふべしと存知候ひつれ共、爰許何かと御土貢米迄も今〈ニ〉取り乱す内、家さへこれ無く候間、成る間敷くと存じ候。其元御逗留候秀賀へそと御かたりあるべく候。併しながら前日の御状〈ニ〉きりきりと仰せ聞かされ候間、江口へ御出候ひて然るべき様に御談合有るべく候。恐々かしく。
 十二月廿三日   九右(占部貞保)(花押)
大意 占部貞保、豊福秀賀の二度の訪問時の不在を詫び、後日の面談を期すことを伝える。
紙質 楮紙
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考
出典 『宗像大社文書』第3巻