世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 三省書状/
文書群名 占部家文書
文書番号 11
文書名 三省書状
和暦 (年不詳)二月十日
西暦 年 2月 10日
本文    警固帰着之間、残番衆事、以人数、帯武具、在島専一候、出船候者、判形之着到、可有注進候、然者、武具人数等、肩書専要候矣、
警固打廻之事、申付候、就夫、各下人為中乗可被申付候、於趣者、対良喜申遣候、縦中乗馳走候共、其身之儀者、堅固有在島被聞合、何篇不可有油断候、御馳走肝要候、恐々不一、
 二月十日   三(花押)
    許安
    占八
    吉兵
読み下し 警固帰着の間、残る番衆事、人数を以つて、(以下行間)武具を帯し、在島(大島)専一に候。出船候はば、判形の着到、注進有るべく候。然れば、武具人数等、肩書専要候。
警固打ち廻りの事、申し付け候。夫に就き、各下人中乗として申し付けらるべく候。趣においては、(吉田)良喜に対し申し遣はし候。縦ひ中乗馳走候共、其の身の儀は、堅固に在島有り、聞き合はされ、何篇油断有るべからず候。御馳走肝要候。恐々不一。
 二月十日   三(花押)
    許安(許斐氏鏡)
    占八(占部貞保)
    吉兵(吉田貞勝)
大意 三省、許斐氏鏡・占部貞保・吉田貞勝に対し、警固船のことを命じる。
紙質 楮紙
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考
出典 『宗像大社文書』第3巻