世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像関連古文書・史料

  • 宗像大宮司氏貞感状/
  • 宗像大宮司氏貞感状/
文書群名 吉田ツヤ氏奉納文書
文書番号 15
文書名 宗像大宮司氏貞感状
和暦 天正九年十一日二十四日
西暦 1581年 11月 24日
本文 (端裏書)「(切封墨引)」
於去十三日鞍手郡内吉川庄敵城山下、立花衆懸合、遂防戦、父次郎左衛門尉貞辰討死訖、連々覚悟〈云〉、本意〈云〉、忠儀無比類次第、誠感悦之、併累年奉公不異〔衍字ヵ〕于他之条、別而不便無極者也、守先祖之勲功、弥可抽馳走、何様不可有忘却候、恐々謹言、
  十一月廿四日   氏貞(花押)
    吉田島若殿
(包紙上書)
「〈つ〉氏貞判物弐通之内〈遠賀郡高倉村安右衛門所持/吉田島若儀安右衛門親〈ニ〉て御座候〉
読み下し (端裏書)「(切封墨引)」
去んぬる十三日鞍手郡内吉川庄敵城山下において、立花衆懸かり合ひ、防戦を遂げ、父次郎左衛門尉貞辰討死にし訖んぬ。連々の覚悟と云ひ、本意と云ひ、忠儀比類無き次第、誠に感悦なり。併しながら累年奉公他に異なるの条、別して不便極み無きものなり。先祖の勲功を守り、弥馳走を抽きんずべし。何様忘却有るべからず候。恐々謹言。
  (天正九年)十一月廿四日   (宗像)氏貞(花押)
    吉田島若殿
大意 宗像大宮司氏貞、吉田島若に対し、鞍手郡吉川庄敵城山下における立花城衆との合戦で父貞辰戦死の忠儀を賞す。
紙質 楮紙
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考
出典 『宗像大社文書』第3巻