世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 宗像大宮司氏貞知行充行状/
  • 宗像大宮司氏貞知行充行状/
文書群名 吉田ツヤ氏奉納文書
文書番号 4
文書名 宗像大宮司氏貞知行充行状
和暦 永禄三年卯月三日
西暦 1560年 4月 3日
本文 (押紙)「五号」〈追而、去月入国之切〔砌〕、別而被抽辛労趣、顕然候、祝着候、弥可被励忠儀事、専一候、〉
今度在島神妙候、仍連々屋敷一所愁訴候条、為右忠賞、山田郷内松尾名壱町地事、号屋敷分、一様令加恩候、可被得其心事干要候、猶石松備前守可申候、恐々謹言、
〈(異筆)「永禄三年」〉卯月三日   氏貞(花押)
  吉田和泉守殿
(包紙上書)
「〈ま〉氏貞ゟ吉田和泉守〈へ〉被下候判物一通 〈遠賀郡高倉村〉安右衛門所持
        〈安右衛門ため曽祖父ニて御座候〉」
読み下し 追つて、去んぬる月入国の砌、別して辛労を抽きんぜらるる趣、顕然候。祝着候。弥忠儀を励まるべき事、専一候
今度在島神妙候、仍つて連々屋敷一所愁訴候条、右忠賞として、(宗像郡)山田郷内松尾名壱町地事、屋敷分と号し、一様に加恩せしめ候。其の心を得らるべき事肝要候。弥石松備前守(備宗)申すべく候。恐々謹言。
〈(異筆)「永禄三年」〉卯月三日   (宗像)氏貞(花押)
  吉田和泉守殿
大意 宗像大宮司氏貞、吉田秀時に対し、大島在島の辛労を賞し、山田郷内松尾名一町地を屋敷分と号して充行う。
紙質 楮紙
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考
出典 『宗像大社文書』第3巻