世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像関連古文書・史料

  • 黒川隆尚感状/
文書群名 吉田ツヤ氏奉納文書
文書番号 2
文書名 黒川隆尚感状
和暦 天文十年五月二十日
西暦 1541年 5月 20日
本文 〈(押紙)「(鉛筆書)『22』
            十四号」〉
天文十年〈辛丑〉正月〈十三〉、芸州厳島上野介為御敵同意、現形砌、至宮島能島警固乗下条、同十五日諸警固催相動時、於船中被疵〈左手〉、殊能矢射之、尤令感悦所也、弥可抽忠勤之状如件。
五月廿日     (花押)
   中村彦太郎殿
読み下し 天文十年〈辛丑〉正月〈十三〉、芸州厳島上野介御敵同意のため、現形の砌、宮島に至り能島警固乗り下るの条、同十五日諸警固催し相動く時、船中において疵〈左手〉を被る。殊に能き矢これを射る。尤も感悦せしむる所なり。弥忠勤を抽きんずべきの状件の如し。
(天文十年)五月廿日   (黒川隆尚)(花押)
   中村彦太郎殿
大意 黒川隆尚、去る天文十年正月十五日、安芸国厳島での船戦において、船中にて負傷した中村彦太郎の戦功を賞す。
紙質 斐紙
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考
出典 『宗像大社文書』第3巻