世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 応安神事次第
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文書群名
文書番号
文書名 応安神事次第 (甲本)(5/5)
和暦
西暦 年 月
本文 一 十九日、与里岳社祭事、
 大御供三前、小神供六前、界物三前、御酒一瓶子、御幣十二、魚二喉
 ウケ〈ノ〉ウタアリ、庁座饗膳〈アリ〉、
一 森社事、心経供養〈アリ〉、〈学頭・堂達・図師/勤也〉、
 御供同前、ウタアリ、庁座〈ニ〉酒肴〈アリ〉、重◦(土)器〈アリ〉、
一 織幡事、有祓、経供養同前、
 御供〈ハ〉スエツケ、心経供養〈アリ〉、
 大御供三前、小神供三十六前、界物三前、御酒一瓶子、御幣十二、
 庁座事、
          舞榊〈モ〉   幣ノ紙也、
 ウケノ歌〈アリ〉、カツライ〈ノ〉紙禰宜役、陪従御神楽、早カラカミ、榊舞〈アリ〉、
 大梶取〈ハ〉忌子禰宜〈ノ〉役、申事曰、
  トサノ国マ子ナカト申ス梶取〈ハ〉、七日カ日ヲサウシ候、宗形ノ忌子ノ禰宜千連〈ハ〉、三日カ日〈ヲ〉サウシ候、是〈ヨリハ〉東ノ方ヲ見候ヘハ、与里岳ノ雲ノカゝリ吉候ナ、小梶取、是〈ヨリハ〉南〈ノ〉方〈ヲ〉見候ヘハ、コノミノ岳〈ノ〉雲ノカゝリ吉〈ク〉候ナ、小梶取、是〈ヨリハ〉西ノ方〈ヲ〉見候へハ、大島ノ岳ノ雲ノカゝリ吉〈ク〉候ナ、小梶取リ、
 小梶取〈ハ〉執行〈ノ〉役、其詞〈ニ〉曰吉〈ク〉候〈卜〉計也、
 大梶取〈ハ〉立用米七斗、小梶取〈ハ〉三斗五升、
一 許斐的原岳祭事、廿日巳時、
 大御供三前、小神供三十七前、界物三前、御酒一瓶子、御幣十二、心経供養〈アリ〉、
  庁座事、
 ウケノ歌〈アリ〉、倍〔陪〕従御神楽、早カラカミ、
 カツライノ紙〈ハ〉御幣紙〈ヲ〉四枚、禰宜役也、舞榊〈モ〉禰宜役也、
                〈「図師・堂達」〉
一 宮地岳事、心経供養〈アリ〉、〈学頭・導師役〉、
 大御供五前、小神供三十六前、界物五前、御酒瓶子二、馬草二杷、粢五枚、
 御幣十二ツゝ二張、祝詞〈ノ〉後、ウケノ歌アリ、〈拝殿〈ニテ〉、〉
一 在自粥事、
 社〈ノ〉御前〈ニテ〉粥〈ヲマイル〉、学頭・堂達、心経供養〈アリ〉
一 奴山社祭事
 大御供三前、小神供六前、界物三前、御酒一瓶子、御幣十二、餅三枚〈アヲツミ〉
 粢三枚、魚二喉、馬草二把、
  庁座事、
 酒肴、在合、ウケ〈ノ〉歌〈アリ〉、
一 廿五日〈酉時〉、上高宮八女祭事、
〈クホテ三ク〉           〈カツライ〈ニ〉四枚/下〉
 御供〈ニハ〉餅三枚、御酒一瓶子、御幣十二、
 キ子〈ノ〉ヲサ・八女行烈〔列〕〈三反〉、笛・拍子〈アリ〉、キ子〈ノ〉ヲサ〈ノ〉申事アリ、
  やウトメハタカやウトメソアメニマス
  アメワカミコノカミノやウトメ 返々申也、
 倍〔陪〕従、早カラカミ、榊舞〈アリ〉、
一 下高宮事、灯油〈ハ〉御供役人〈ノ〉沙汰也、
 〈クホテ五ク〉
 御供〈ニハ〉餅五枚、御酒一瓶子、御幣〈六張ツゝ両社〉、庁座〈ニ〉酒肴〈アリ〉、重器〈アリ〉、
                〈カツライ〈ニ〉四枚下〉
 八女、倍〔陪〕従〈ノ〉次第同前、
一 第一宮事、
 御供事、クホテ三共〔供〕、
 大御供三前、小神供六前、界物三前、御酒一瓶子、御幣十二〈カツライ〈ニ〉四枚下〉、
 御庁〈ニ〉酒肴〈アリ〉、高ライシアリ、
 八女、倍〔陪〕従〈ノ〉次第同前、
 神官クホテ四月〈ニ〉同、
一 政所九間社事、
 御供七十五前、灯油九盃、幣七十五本、御幣十二、大松〈ハ〉貫首役也、
 官僧法用、登高座〈ノ〉後、可祝詞申也、
  庁座事、
 政所大飯・酒肴〈アリ〉、忌子禰宜酒肴〈アリ〉、

 大島〈ノ〉五位〈ノ〉酒肴〈アリ〉、アフコヲリアリ、アフコ祈事、一甲斐〈ト〉島〈ノ〉弁済使〈ト〉両人役也、
 大島〈ノ〉神人六人参〈テ〉歌〈ヲ〉ウタウナリ、島〈ノ〉御神楽コトシ、
 神官ウケノ歌〈アリ〉、如岳祭、
一 晦日、西神殿事 〈戌時〉、
  先庁座、大飯・酒肴〈アリ〉、政所〈ニテ〉神官ウケノ歌〈アリ〉、禰宜〈ノ〉トゝ申アリ、
  禰宜三人〈シテ〉〈三反〉、已上九反也〈ナリ〉、
 次〈ニ〉神殿事、
  内陣〈ニ〉御供〈ヲ〉ソナヘテ忌子禰宜〈アリ〉、
  祝詞申〈テ〉後、執行申事アリ、
  執行曰、
 宮政所、惟当歳、弘安六年十二月晦日、
 王城〈ニハ〉名〈ヲ〉上、鎮西〈ニハ〉徳〈ヲヒロケ〉、誠〈ニ〉やコトナクマシマス、宮ツカサ殿〈ノ〉籠〈リ〉マシマスヘキ西〈ノ〉神殿
 〈ニ〉、何人ナレハコモリ給〈フ〉ソイフトキ、
  忌子曰、
 宗像 忌子禰宜千連者、宮司殿〈ノ〉御代官〈ニ〉コモリテ候トイフ、
  又執行曰、
 サテハモトモコモリ給〈フ〉ヘシ、明年〈ノ〉コヨイニイタルマテ、コモリ給〈フ〉ヘシ、
 其後社務〈ノ〉御判〈モテ〉、御戸〈ヲ〉ヲサムル也、

 右、当社年中行事者引付者、度々騒乱之時、令粉〔紛〕失欤、隋而見知分、可注申之旨、依社務仰、大概所令注進也、此内大神事、白馬・踏歌者被引移内裏節会、孔大寺者昔九州之沙汰、今者始自伝教大師御願、敢無退転者也、御神楽者、被摸 天岩戸之例、臨時祭者、被追朱雀院御宇 天慶之例、五月会者、被移今比叡祭礼、放生会者、被追 仁明天王御宇、承和十年大神宮并男山之儀式之由、所承及也〈ナリ〉、
  于時社務氏俊御時、□〔祝〕詞□□〔禰宜〕□□〔致広〕 〈〇以下欠〉
読み下し 省略
大意 (原本【概要】)正月一日に行われる「今山妙見大菩薩御神事」以下の諸行事を始めとして、十二月晦日の「晦日西神殿事」にいたる諸々の年中行事の次第、およびその費用・料物を誰が負担するかなどの事柄を書き連ねた目録。
紙質
寸法(縦) cm
寸法(横) cm
備考 長大なためデータを五つに分けて表示。
出典 『宗像大社文書』第3巻