世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 神道八箇条之内〈吉田流〉付遷宮之事写/
  • 神道八箇条之内〈吉田流〉付遷宮之事写/
文書群名 宗像家文書
文書番号 37
文書名 神道八箇条之内〈吉田流〉付遷宮之事写
和暦 天正三年九月吉日
西暦 1575年 9月
本文 神道八箇条之内〈吉田流〉、付遷宮之事
  先宮加持
剣印     慈救呪七反
次水加持   刀印〓七反
次火加持   刀印〓七反
次裏七条袈裟神祇移之、若无神祇御正体也。
次神道具悉移之。
次四智讃   次灑水
次払文    弊舁捧之。
再拝々々、高天原〈ニ〉神留御坐皇六神留祇御事〓吾我科云科罪◦(云罪)不在物〈ヲト〉払申清申再拝々々
  次外五古印
 〓〓〓〓〓〓 ソワカ三反
  次内□□□〔五古印〕
 〓〓〓
 次心経〈三巻〉   次普門品〈三巻〉
 次愛染呪〈廿一反〉 次慈救呪〈廿一反〉
   已上
 次勤行任意〈云々〉。
  永禄元七月一日   普伝〈判〉
 右、以証本写之畢。
  天正三季〔年〕九月吉日   受者氏貞
     大和尚位仁秀
読み下し 神道八箇条之内〈吉田流〉、付遷宮之事
  先宮加持
剣印     慈救呪七反
次水加持   刀印〓(梵字バン)七反
次火加持   刀印〓(梵字ラン)七反
次裏七条袈裟神祇移之、若无神祇御正体也。
次神道具悉移之。
次四智讃   次灑水
次払文    弊舁捧之。
再拝々々、高天(マカ)原〈ニ〉神留御坐(マシマス)皇六(スヘムツ)神(カン)留祇御(ミ)事〓吾(ヤツカレ)我(カ)科云科罪云罪不(シ)在(アラ)物(モノ)〈ヲト〉払申清申再拝々々
  次外五古印
(ヲンアラタンナウハテイ)
 〓 〓 〓 〓 〓〓 ソワカ三反
  次内五古印
(アハンウン=阿鍐吽)
 〓〓 〓
 次心経〈三巻〉   次普門品〈三巻〉
 次愛染呪〈廿一反〉 次慈救呪〈廿一反〉
   已上
 次勤行任意〈云々〉。
  永禄元七月一日   普伝〈判〉
 右、以証本写之畢。
  天正三季〔年〕九月吉日   受者氏貞
     大和尚位仁秀
大意 大宮司宗像氏貞、比叡山延暦寺の仁秀より神道八箇条のうち吉田流を受ける。
紙質 斐紙
寸法(縦) 17.3cm
寸法(横) 66.2cm
備考 3文字目以外の〓は梵字。原本参照。3文字目は「ス+人」。 読下し(現本では省略)では、原本にある振り仮名などを追記した。 吉田神道と両部神道に関わる史料。
出典 『宗像大社文書』第2巻