宗像関連古文書・史料
| 文書群名 |
宗像大宮司長氏証文注進状案 |
| 文書番号 |
27 |
| 文書名 |
宗形氏実譲状案 |
| 和暦 |
文治五年三月 日
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| 西暦 |
1189年 3月 |
| 本文 |
（合点）譲与渡
宗像宮大宮司職并田畠等事
右、件職并田畠等者、雖氏人多多、氏実執行社務、既及五十余年、于今無退転。然蒙補任御下知。氏実者年臨老耄、難弁東西。因玆、以権大宮司氏国、可為大宮司職之由、所譲与也。以此旨言上子細本家政所、可蒙御裁定。仍為備氏人之譜代相伝之理、所譲如件。以譲。
文治五年三月 日 大宮司宗形〈在判〉 |
| 読み下し |
（合点）譲り与へ渡す
宗像宮大宮司職并びに田畠等の事
右、件の職并びに田畠等は、氏人多多と雖も、氏実社務を執行し、既に五十余年に及び、今に退転無し。然れば補任の御下知を蒙る。氏実は年老耄に臨み、東西を弁へ難し。玆に因り、権大宮司氏国を以て、大宮司職たるべきの由、譲り与ふる所なり。此の旨を以て子細を本家政所に言上し、御裁定を蒙るべし。仍つて氏人の譜代相伝の理に備へんがため、譲る所件の如し。以て譲る。
文治五年三月 日 大宮司宗形（氏実）〈在り判〉 |
| 大意 |
宗像氏実、社務を執行すること五十余年に及び、老耄に至るを以て、大宮司職及び田畠等を、その子息権大宮司氏国に譲り、本家八条院政所の裁定を蒙らせる。 |
| 紙質 |
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| 寸法（縦） |
cm |
| 寸法（横） |
cm |
| 備考 |
宗像社家文書惣目録67（ア）に対応。 |
| 出典 |
『宗像大社文書』第２巻 |
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