宗像関連古文書・史料
| 文書群名 |
宗像大宮司長氏証文注進状案 |
| 文書番号 |
22 |
| 文書名 |
関東御教書案 |
| 和暦 |
正嘉元年閏三月二十日
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| 西暦 |
1257年 閏3月 20日 |
| 本文 |
「校正了」
（合点）宗像社大宮司長氏申、当社領名主等間事、訴状遣之。如状者、故右大将家御時以来、云地頭、云検断、被付社家之間、大宮司一事已上、可執行社務之由、就関東代々御下知状、被成下 大宮院庁御下文畢。而名主中寄事於左右、背社家致濫妨〈云々〉者、任先例、可致沙汰。若又有子細者、可被注申之状、○〔依仰〕執達如件。
正嘉元年閏三月廿日 武蔵守〈（合点）在御判〉
陸奥守〈（合点）在御判〉
陸奥左近大夫将監殿 |
| 読み下し |
「校正し了んぬ」
（合点）宗像社大宮司長氏申す、当社領名主等の間の事、訴状これを遣はす。状の如くんば、故右大将家（源頼朝）の御時以来、地頭と云ひ、検断と云ひ、社家に付けらるるの間、大宮司一事已上、社務を執行すべきの由、関東代々の御下知状に就いて、大宮院（藤原姞子）庁の御下文を成下され畢んぬ。而るに名主中事を左右に寄せ、社家に背き濫妨を致すと〈云々〉者れば、先例に任せ、沙汰を致すべし。若し又子細あらば、注申せらるべきの状、仰せに依つて執達件の如し。
正嘉元年閏三月廿日 武蔵守（北条長時）〈（合点）在り御判〉
陸奥守（北条政村）〈（合点）在り御判〉
陸奥左近大夫将監（北条時茂）殿 |
| 大意 |
鎌倉幕府、宗像大宮司長氏の訴えにより、六波羅探題北条時茂に命じ、宗像社領の名主たちの濫妨を停止させる。ついで四月十四日、六波羅探題これを施行する。 |
| 紙質 |
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| 寸法（縦） |
cm |
| 寸法（横） |
cm |
| 備考 |
釈文、○印の箇所に訂正の裏花押あり。
宗像社家文書惣目録44（ア）に対応。 |
| 出典 |
『宗像大社文書』第２巻 |
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