世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 今川了俊〈貞世〉御教書/
文書群名 出光佐三氏奉納文書
文書番号 31
文書名 今川了俊〈貞世〉御教書
和暦 応安六年七月二十九日
西暦 1373年 7月 29日
本文 宗像大宮司氏俊申筑前国宗像庄内曲村地頭職事、帯御寄附状、為厳重神領之処押妨云々。太不可然。所詮、不日可被停止其妨。若有子細者、出帯公検〔驗〕、可被明申候。仍執達如件。
  応安六年七月廿九日   沙弥(花押)
   太宰少弐殿

読み下し (筑前国宗像郡)宗像大宮司氏俊申す筑前国(宗像郡)宗像庄内曲村地頭職の事、御寄附の状を帯し、厳重の神領為るの処押妨すと云々。太だ然るべからず。所詮、不日其の妨げを停止せらるべし。若し子細あらば、公験を出帯し、明らめ申さるべく候。仇つて執達件の如し。
  応安六年七月廿九日   沙弥(今川貞世・了俊)(花押)
   太宰少弐(冬資)殿
大意 九州探題今川了俊、宗像大宮司氏俊の訴えにより、少弐冬資の筑前国宗像庄内曲村地頭職を押妨するを停める。
紙質 楮紙
寸法(縦) 30.4cm
寸法(横) 45.8cm
備考 宗像社家文書惣目録4(キ)に対応。
出典 『宗像大社文書』第2巻