世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 関東御教書/
文書群名 出光佐三氏奉納文書
文書番号 10
文書名 関東御教書
和暦 正和三年九月二十三日
西暦 1314年 9月 23日
本文 筑前国宗像社造営事。如所被執進之損色注文者、壱万千六百拾弐貫百廿文云々。以自嘉元二年至応長元年已上八箇年、兵粮旧米内壱千石、且可被下行之状、依仰執達如件。
  正和三年九月廿三日   相模守(花押)
 上総前司殿 
読み下し 筑前国(宗像郡)宗像社造営の事。執り進らせらるる所の損色注文の如くんば、壱万千六百拾弐貫百廿文と云々。嘉元二年より応長元年に至る已上八箇年、兵粮旧米の内壱千石を以て、かつがつ下行せらるべきの状、仰せに依つて執達件の如し。
  正和三年九月廿三日   相模守(北条煕時)(花押)
 上総前司(北条政顕)殿
大意 鎌倉幕府、鎮西探題北条政顕、嘉元二年(一三〇四)応長元年(一三―一)までの八年間の兵粮旧米の中から一千石を下し与え、宗像社の造営費用に充てるよう命じる。
紙質 楮紙
寸法(縦) 32.6cm
寸法(横) 47.3cm
備考 宗像社家文書惣目録66(タ)に対応。
出典 『宗像大社文書』第2巻