世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 草刘胤継什書奉納状/
  • 草刘胤継什書奉納状/
文書群名1 八巻文書第6巻
文書群名2
文書名 草刘胤継什書奉納状
和暦 天明七年十一月十七日
西暦 1787年 11月 17日
本文   奉納宗像宮神宝什書之事
一、宗像証文〈并ニ〉什宝之事
  但吾曾祖父太郎左衛門藤原継年ゟ一巻之目録之書を以、代々当家〈ニ〉授与之品、右一巻之書之辻を以、此度宗像大明神御宝前〈江〉無残謹而奉納之事
右、所奉納之旨趣ハ、吾祖草苅対馬守藤原重継を、宗像氏貞郷〔卿〕牓縁之来暦〔歴〕、曁宗像之家系・什書、留吾家之次第、系譜所載細明不〓。于茲、然宗像宮本地別当鎮国寺〈与〉当国金輪梵刹有法縁国、依之望之、丹誠不堪感〓〔佩〕。以故右件之品物令還璧之。弥如先規、無全怠慢執行社務、可励 神威興之志。猶対吾艸苅之家、代々不可有疎略者也。
 天明七〈丁未〉   草苅隼見
  十一月十七日      藤原胤継(花押)
   〈大宮司〉深田兵部少殿
        一社家中
読み下し   奉納宗像宮神宝什書の事
一、宗像証文〈并びに〉什宝の事
  但し吾が曾祖父太郎左衛門藤原継年より一巻の目録の書を以て、代々当家〈に〉授与の品、右一巻の書の辻を以て、此の度宗像大明神御宝前〈え〉残りなく謹んで奉納の事
右、奉納する所の旨趣は、吾が祖草苅対馬守藤原重継を、宗像氏貞卿牓縁の来歴、曁び宗像の家系・什書、吾家の次第に留め、系譜に載する所細明〓せず。茲に、然るに宗像宮本地別当鎮国寺〈と〉当国金輪梵刹有法縁国、これに依りこれを望むに、丹誠感佩に堪へず。故を以て右件の品物還璧せしむ。弥先規の如く、全く怠慢なく社務を執行し、神威これを興す志を励むべし。猶吾が草苅の家に対し、代々疎略あるべからざるものなり。
 天明七〈丁未〉   草苅隼見
  十一月十七日      藤原胤継(花押)
   〈大宮司〉深田兵部少(千貫)殿
        一社家中
大意 草苅胤継、相伝の当社神宝・什書を、当社に返納する。
紙質 楮紙
寸法(縦) 37cm
寸法(横) 93.5cm
備考 一つ目の〓は「契」の「大」を「貝」と作る字。二つ目の〓は「訊」の偏を人偏に作る字。 本文書は三紙継ぎで、横寸法は第一紙が51.2cm、第二紙が22.5cm、第三紙が19.8cm。
出典 『宗像大社文書』第1巻