世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 賢円書状(前欠)/
文書群名 八巻文書第6巻
文書番号 167
文書名 賢円書状(前欠)
和暦 (年未詳、応永年間)九月八日
西暦 年 9月 8日
本文 (〇前欠)
所詮、於今度者、堅可有闕所之由候。為御公領、直〈ニ〉可有御沙汰候。聊も緩怠候ては不可然事候。大内方在京事候。被仰其子細候。猶々闕所候て、堅可有其沙汰候。次古物村御闕所之由御注進候。目出候。於向後者、被止諸名主・少〔小〕地頭、一円可為公領之由、依仰令申候也。恐々謹言。
   九月八日   賢円(花押)
   宗像殿
読み下し (〇前欠)
所詮、今度においては、堅く闕所あるべきの由候。御公領として、直〈に〉御沙汰あるべく候。聊かも緩怠候ては然るべからざる事に候。大内(盛見カ)方在京の事に候。其の子細を仰せられ候。猶々闕所候て、堅く其の沙汰あるべく候。次に(筑前国若宮庄)古物村御闕所の由御注進候。目出候。向後においては、諸名主・小地頭を止められ、一円公領たるべきの由、仰せに依り申さしめ候なり。恐々謹言。
   九月八日   賢円(花押)
   宗像(氏経カ)殿
大意 賢円、若宮庄古物村などを諸名主・小地頭から没収して一円公領とすることを、宗像氏経に伝える。
紙質 楮紙
寸法(縦) 26.4cm
寸法(横) 39.2cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻