世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

文字サイズ 標準 特大
背景色

宗像関連古文書・史料

  • 真木島昭光副状/
文書群名 八巻文書第6巻
文書番号 158
文書名 真木島昭光副状
和暦 (天正四年)六月十一日
西暦 1576年 6月 11日
本文 至当国雖被移 御座候、未被仰出候条、被成 御内書、一色駿河守被指下之候。抑 御入洛之儀毛利被及御請、被励戦功半候。然者此節之御事候間、雖為遠国、別而可有御馳走段、頼被 思食候。仍 御肩衣・御袴御拝領之候。尤御面目之至候。猶委曲被仰含昭秀通、得其意可申旨、被仰出候。恐々謹言。
  六月十一日   昭光(花押)
   宗像大宮司殿
読み下し 当国に至り 御座を移され候と雖も、いまだ仰せ出だされず候条、御内書を成され、一色駿河守(昭秀)これを指し下され候。抑 御入洛の儀毛利(輝元)御請に及ばれ、戦功を励まるる半に候。然れば此節の御事候間、遠国たりと雖も、別して御馳走あるべき段、頼もしく 思食され候。仍つて 御肩衣・御袴御拝領候。尤も御面目の至りに候。猶委曲昭秀に仰せ含めらるる通り、其の意を得申すべき旨、仰せ出だされ候。恐々謹言。
  (天正四年)六月十一日   (真木島)昭光(花押)
   宗像大宮司(氏貞)殿
大意 真木島昭光、足利義昭の帰洛について、当社大宮司氏貞に協力を求める。
紙質 斐紙
寸法(縦) 16.5cm
寸法(横) 42.5cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻