世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブス

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宗像関連古文書・史料

  • 大友宗麟〈義鎮〉書状/
文書群名 八巻文書第6巻
文書番号 154
文書名 大友宗麟〈義鎮〉書状
和暦 (永禄十年)三月十三日
西暦 1567年 3月 13日
本文 先年、秋月文種退治之砌、被抽大忠、貞心無比類候之処、以讒人之所行、一節隔心絶言語候。自今以後、聊無他之妨可申談之外、不存余儀候。仍氏貞被拘来候社領・武領之事、向後御心底於無変化者、永々不可有相違候。加恩等之儀、必忠貞次第可顕志之趣、猶年寄共可申候。恐々謹言。
  三月十三日   宗麟(花押)
   宗像大宮司殿
読み下し 先年、秋月文種退治の砌、大忠を抽んでられ、貞心比類なく候の処、讒人の所行を以て、一節隔心言語に絶し候。自今以後、聊かも他の妨げなく申し談ずべきの外、余儀を存ぜず候。仍つて氏貞拘へ来られ候社領・武領の事、向後御心底変化なきにおいては、永々相違あるべからず候。加恩等の儀、必ず忠貞の次第志を顕はすべきの趣、猶年寄共申すべく候。恐々謹言。
  (永禄十年)三月十三日   宗麟(大友義鎮)(花押)
   宗像大宮司(氏貞)殿
大意 大友宗麟、当社大宮司氏貞に、秋月文種誅伐における戦功を改めて賞し、社領・武領を安堵する。
紙質 楮紙
寸法(縦) 31.2cm
寸法(横) 38.1cm
備考
出典 『宗像大社文書』第1巻